5.過剰な責任感
責任感が非常に強いという面も見られます。
ただ、これも能動的、ポジティブな考えに起因するものではなく、自己への過剰な期待、他者からの評価に対する過剰な恐れが要因と言えます。
自分がこれをできないはずがないという期待と、これをもしできなかった時に自分は周りから低く見られるという不安が、責任感となっているのです。
もっとも、誰でもそういった心理は持ち合わせており、世にある一般的な責任感の概念はそういった感情が少なからず生み出しているものではありますが、それがあまりに過剰なのです。
日本の現代社会において、よく若い人に対して「自分から発言したり何かしようとしたりはしないが、言われた事はキチンとやる」という内容の評価が下されますね。
こういったタイプの人が今の若い人には多いという認識を持っている中高年の人も多いのではないでしょうか。
特に教育の立場にいる人は、これを間近で感じているかもしれません。
そうする事で恐れや不安を取り除き、精神的な安定を図ろうとするという事ですね。
こういった事は、健常者でも普通に思うものですが、日常生活に支障を来すくらい、過剰な責任感で精神を安定させようと試みるのです。
